グレアム・コクソンという人について彼の弾くギターがなぜかすきだ、となることがわりとたびたびあったしその顔立ちというか表情？気配？もやっぱりすごくすきだ、とたびたびなっていてなぜかはまったくわからなかったのだけど何十年も経って久しぶりに写真で見てもそれは同じだったがこのことをわたしはあまり人に話したことがない。そこそこ身近にいた人間の中に彼のことがすきですきで私のこの思いは特別なものなのだみたいなことを公言してはばからない人がいたから、ヘタにわたしもすきとか言ってしまってお前はグレアムの何をもってすきとか抜かしてやがるんだ？グレアムカッコイイ言いたいだけちゃうんか、などと小一時間問い詰められたらめんどくさいなと警戒していたのもあるだろうけどそもそもわたしは誰かについて「この人がすき」と言ってるそばからそうかな？「この人」なんてあるかな？となってしまう。それでも、その湧き上がるそうかな？を押してでも「この人がすき」と言ったり書いたりすることはあるけど行きがかり上そうしてるだけでそうかな？は消えない
