今日は生姜焼きにするので12月に獲って冷凍しておいたイノシシのバラ肉を軽く解凍してからカットした。カットにはモーラナイフという北欧のどこか製のナイフを使っている。小回りがきいて切れ味もよく、ステンレス製だからお手入れも大雑把でいいのが気に入っている。
仕留めて皮を剥いだ（連れ合いが）イノシシの肉はざっくりと部位ごとに分けてから小さな塊にして冷凍していて、今日使うバラ肉なんかは向きを間違えずにスライスするとスーパーなどでパック詰めされて売られているようなあのいかにも「バラ肉！」という感じの見た目になるんだけど、このいかにもな見た目になったところでわたしはなんとなくホッとしている。ことにさっき切りながら気がついた。これであのよく見知った「バラ肉」になったぞ、みたいな。
バラ肉は肋骨から外した時点で、なんなら外す前から「バラ肉！」だ。というかむしろそっちが「バラ肉！」だ。
