sasshinoyoberu’s blog

よしのももこ&冊子のヨベル

ただそれだけでとんでもなくよろこばしいもの

これから先、せがれが何でおれの母親はこんな世におれを産み出しやがったんだ、みたいな気分になる日があったとしても、小さい肉の塊にどこからか息が吹き込まれたあの瞬間がただそれだけでとんでもなくよろこばしいものだったことをわたしは知っている。再び息がどこかへ吸い抜かれる瞬間もきっと同じようにただそれだけでとんでもなくよろこばしいものなんだろう。おめでとう