sasshinoyoberu’s blog

よしのももこ&冊子のヨベル

陽文庫のインスタグラムを読んで動いたこと

姫路に陽文庫という古本屋さんがある、らしい、わたしはまだ行ったことがない、というか「ここが陽文庫」という場所がまだひらかれてないそうで、あさのは商店という雑貨屋さんなどの一角に本を並べて売っているらしい、あきらぶんこと読むらしい、その陽文庫の店主さんがこの間の「ひらかれなかったよい集会 in あまかわ文庫」の写真をインスタグラムに投稿して、いろいろ書いてくれているのでまずはとにかくそれを読んでもらいたい、(ここをクリックするとインスタグラムの記事に飛びます

陽文庫は『ジドウケシゴム』と『土民生活流動体書簡集』を仕入れて売ってくれている、それもあちらの方から「仕入れたい」と声を上げてくれた、そうやって声を上げてくれたお店はこの世に数軒しかまだない、しかもその仕入れっぷりが他の店とはあきらかに違っていた、桁が違う、ご自身でも「張り切り方が間違ってるかもしれませんがたくさん売りたい」とメールに書いてらしたのだけど確かに間違ってるか間違ってないかで言えば間違ってるんだろうたぶん、なんせ著名人が書いてるのでもないし特に話題になってもいない、あらかじめ売れる見込みがあるわけではないインディーズ出版物を住所不定の古本屋さんが売ろうっていうんだからバクチもいいとこだ

わたしはうれしかった

いつかお店(らしき一角)に行けたらいいなとおもっていた

間違ってるかもしれなくても動いてくれてありがとうって言いたかった

集会の日が近くなったある日、あまかわ文庫の店主さんからメールが来て、「当日は陽文庫さんにも手伝ってもらおうかと思っています」と書いてあった。せっかくの機会なので声をかけたと書いてあった。

えーありがとう言えるじゃん!!

さらに「集会のときは陽文庫さんの在庫を販売してもらおうと思うのですがよろしいでしょうか?」とも書いてあった。あまかわ文庫でも『土民生活流動体書簡集』を仕入れて売ってくれているのに、自分とこの在庫は動いているから大丈夫なんで、ということらしかった。わたしもそうするのがいいと思ったから『ジドウケシゴム』はヨベルの在庫を、『土民生活流動体書簡集』は陽文庫の在庫を売ることになった。お客さんは別にどっちから買ってるとか意識することなく買っていく

姫路のあっちとこっちで、それぞれのかたちで古本屋をひらいているおふたりに会えたほうの《生きている》をわたしはやることになって、こういう小さな「たまたま」に背中を押されたりしながらこれからも書いたり編んだり歌ったりしつづける。そういうふうにできている