sasshinoyoberu’s blog

よしのももこ&冊子のヨベル

読んでくれたひとたちに「書きたい!」という動きが生じているらしいことがとてもうれしい

『土民生活流動体書簡集(一)バックレ可(笑)』をうちまで買いに来てくれた友達から昨日の昼ごろひさびさにLINEがきた。買ってくれたのが10月の半ばで、それ以来会う機会もなかったし連絡も取り合っていなかったんだけどその間に彼女は本を読み終えていて、昨日のLINEには「読み終えたらももこさんに手紙書きたくなって、なのにうまく書けなくて終わらないの笑」とあった。「売りたくなった」とも書いてくれていた。彼女は店をひらいていて、わたしの1冊目の小説もそこで売ってくれている。書き上げた手紙を持って仕入れに来たいらしく、もうちょっと待って、と。すごくうれしかった。

昨日は夕方から会合に出なきゃいけなくて近くの大きな島まで行っていて、わたしはひとがたくさんいて発言や行動のコードがいろいろある場に行くと疲れ果ててしまうのでってこれは誰でもそうなのかもしれないけどとにかく最終の船でへとへとになって帰ってきたんだけど、帰りの船でなんとなくツイッターを見ていたらとあるバンドのメンバーの、これだけでは該当者が星の数ほどいるけれども笑、知人を名乗るにはまったく面識がなく、でも以前から存じ上げており先方もわたしのことをどうやら知っていてくださるらしい、以前ツイッターで短いけどすごくおもしろいやり取りをしたこともある方、が、土民生活流動体の本を買った、これから読む、といってジャケの写真をあげてくださっているのに気がついた。それだけでもうれしかったのにその方はその後すぐに読みはじめ、日付が変わる頃には最後まで読み、「また日を改めて、できれば再読して思ったことを書き留めたい」というリプライをくださっていた。わたしはそれに朝起きてから気付いた。読んでくれたひとたちに「書きたい!」という動きが生じているらしいことがとてもうれしくて、しかもリプライの続きに「なんか、1人で読むのがもったいないように思える本でした」と書いてあるのにも気が付いて、こんなうれしいことってあるかな、としばらくの間かたまって動けなくなってしまった。

本、読んで欲しいです↓お近くに販売店がありましたらぜひ。
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