sasshinoyoberu’s blog

よしのももこ&冊子のヨベル

感想を読ませてくれる親切な友達

友達のはるかちゃんから久しぶりにメールがきた。『ジドウケシゴム』冊子のほう、ついに読めました!わたしがなにか書くたびに感想を読ませてくれる親切な友達。今回も読んでてよぎったことをいろいろ書いてきてくれて、わたしもうちにある冊子をぱらぱらめくってどこにそんなこと書いてあったかな?とか読み返して自分でびっくりしたりした。

ついに、なのは1月にこの冊子をリリースしたタイミングでわたしが首都へ出向いて朗読即売会をやった時点ではるかちゃんはこの冊子を買って持っていてくれたのだけど、あわてて読みたくはないから本をのんびり読めるような状態になるまでそのまま寝かせておいてくれて、それがついに、ということらしい。勢いであわてて読んで起こることがおもしろいときもそれなりにあるし、みんなそのときそのとき好きにすればいい。

印刷所で印刷製本してもらった冊子版をつくるよりも前に、うちのプリンターで刷って和綴じで製本したものをはるかちゃんに読んでもらっている。そのあとでわたし自身が書き換えられていく中で何度か『ジドウケシゴム』は動き直しをしているから、和綴じ版と冊子版はあちこち違っているのだけど、当然ながらはるかちゃんもその間に書き換えられているから「文章の変化なのか、わたしの変化なのか、何の変化かわかりきれないままいます」とメールに書いてあった。たぶんどちらの変化です(ズバリ!)ということではなくて書かれたものはそうやってずっと変わり続けているんだろう。

はるかちゃんが読んでいて魔法を感じた箇所としてあげていたものの中に、

・頭の中がいっぱいになったときに、お腹がすいてからだの感覚に戻ってくる

というのがあって、言われて思い出したけど確かにあれを書いていたとき、一発でぺろっとはがれてひっくり返る《からだ》の強さ、おもしろさがあらわれた瞬間が何度があった。

書いたものが読まれるのは不思議だ。読んだ人と読んだ人が話したり、読んだ人と読んでない人が話したりすることもあるんだろうか。そういえば『ジドウケシゴム』今月中にセカンドプレスつくるので気が向いたら手に入れて読んでください。手に入れる過程も楽しめると思います。